短い雑記

名乗るほどのものではないオッサンの短い雑記です。含蓄のある事、書けと言えば書けますよ。生存確認用ブログです。

「痴人の愛」谷崎潤一郎を読んだ。面白いよ。

先日、私にとっては来るべき時が来たという感じで、人事異動の内示があった。3度目の異動だ。ことの詳細は書いても人にはわかるはずもない私の仕事のことなので書きませんが、まあ、めんどくさい話です。今のところがけっこう気に入っていたので、気分はへこんでます。来年の4月から新天地というか、クソ田舎にしばらく赴任します。

月曜日から木曜日までは一人暮らし。金曜日、仕事が終われば自宅に帰り、土日は自宅で過ごすという感じになるだろう。

そんなわけで、楽しみはいよいよ読書くらいか。

そんな中で、今、読んでいたのが、谷崎潤一郎の「痴人の愛」。なんで今頃そんな本を読んでるの?と思うかもしれませんが、たまにこういう作品にも触れたくなっただけです。でも、これはホントに面白いですね。おすすめですね。

このナオミという女はどんな顔なのか想像しながら読んでおりましたが、このナオミに翻弄されるドMの主人公のダメ人間ぶりが面白い。

ストーリーはいたって単純なのですが、人間はいかにアホで面白くできているかがわかりますね。これだもの、政治家も芸能人も不倫するのでしょうね。私はしませんよ。私は。

大正時代の作品ですが、永久に残る小説ではないでしょうか。こういう、古い時代の巨匠の作品を読んでみるのも面白いです。

今なら、こんなやり取りはラインで簡単にできるのに、電報だとか、いろいろ大正時代を感じるのも面白いし、人間の愚かで面白い恋焦がれる心境は、いつの時代も変わらない。

でも最近の若いもんは、恋愛とかセックスに関して、昔とはだいぶ違っているらしいんだ。

肉体関係に興味のない、20代30代が増えている。ビートたけしが自分の書いた小説の対談で、今の男の子は女の子とそんなことするのがそんなに重要じゃない感じがする。我々の若い頃は頭の中の80%を占めていたと言っていた。

私もね若い頃は90%は占めていたかもしれないが、最近はその能力さえなく、私のあそこは動かざること山のごとしで、恋の予感がしても、下半身は安全地帯になってしまった。こんな夜にお前にのれないなんて、こんな夜にハッシャできないなんてといっていたころが懐かしい。

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カズオ・イシグロ「日の名残り」貴重な一冊となる

読みましたよ。いい作品でした。

カズオ・イシグロ氏。恥ずかしながら、今年のノーベル文学賞を受賞したことで知りました。それまで知りませんでした。

ノーベル文学賞受賞がニュースとなったとき、早速アマゾンんで購入。代表作ということなのでとにかく読んでみようと思いました。

今までこんな格調高い文章を読んだことがなかった。しかし、違和感も拒否反応もなく読めました。終わりが近づくにつれ、なんとも言えないせつない気持ちにさせられました。ミス・ケントン(ミセス・ベン)との最後のシーン。映画のシーンを見るように情景や表情が浮かんできましたね。

ラスト・シーンで主人公スティーブンスのこぼれ出る感情は、夕日のように静かなものであったが、それまで品格のある執事としてそれを人に見みせず、溜めに溜め込んだものだと思うとズシ~ンと心に響いた。

文学作品といえば、最後まで読んで、はあ?なんだこりゃ?って何だかよくわからん終わり方をするのも多いというのが私の先入観としてあった。なんのこちゃ?って経験がよくあるが、この作品は私のような頭の悪いおっさんでも、その意味するところが非常に分かりやすく、読んだ後の納得感があります。

このトシで読んだことも大きな意味がありました。また、全編にわたりスティーブンスの言葉遣いは、スマートで学びが多かった。

ある意味私生活は悲劇的な主人公とは違い、私は幸い私生活では幸せな人生だと改めて実感しました。

貴重な一冊と出会った感じで、満足した時間であった。

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読み終わり、毎年楽しみにしている、サッポロクラシック2017富良野ヴィンテージを飲む。なまらうまい。

衆議院議員総選挙が終わりました。

衆議院議員総選挙が終わり、今回の選挙、自民党単独過半数に関しての総括は、長くなるのでしません。別にどちらの方面からも要請されてもいませんし。

いや、しようと思えば出来るんですよ。非常に含蓄のある、深~い話をいくらでもできるんです。しかし、それは私の知識や教養をひけらかすようなことになりかねませんのでやめておきます。絶対しません。いいからやってくれと言われても絶対しません。

選挙の結果より、今日の天気でございます。旭川は雪でございます。

朝から暗い天気で、気分の悪い1日のスタートというか1週間のスタート。テンションダダ下がりです。

だけど心なんてお天気で変わるのさって本当だよ。朝は明るい方がいい。長いまつ毛が卑猥ねあなたと言われた事もありませんが、この寒さで、私のアレは縮こまっています。寒さのせいなのか、それとは関係ないのか、縮こまってます。男らしさを立てておくれと言われても、やっぱり無理です。いつ元気になるのでしょうか。そんな寂しいことを書いてはいけません。誰かそんな中年のオッサンが元気になるようなものを送ってください。ってウソです。別に何もいりません。

そう言えば、本日は大人のファンタ洋梨が新発売のようです。落選した議員に「これ飲んで元気出してください」って、「洋梨」ですよ。ようなし。あてつけか。

今日は頭髪の日(10月20日)

今日は10月20日ということで、「頭髪の日」らしい。

だからと言ってどうなるもんでもないこの頭。リアップ買っても、何買っても、頭髪の減り具合はだれにも止められない、どうにも止まらない山本リンダです。

朝、なんとか見た目はまだ耐えられるくらいのヘアスタイルを作り込み出勤します。

汗ばむ季節は私のような人種には大敵です。夏の気温も湿度も高い日は、いつしか頭髪は腰くだけになり、隠しきれない頭皮が見えたります。そんな夏の昼にこってりみそラーメンなんか食べた日にゃ頭髪の倒壊は危険レベルに達し、仕事どころではなく、一時自宅に避難したくなります。もし避難できたとして、汗で倒壊した頭髪は2万円のドライヤーで復旧工事をしても、朝のまだマシな状態にはもどりません。

秋は汗ばむこともなく、ある程度安定感のある頭髪ですが、枯葉散る夕暮れは、なんとも言いようない寂しさを感じ、私は詩人になります。

ああ、時間がない。もう昼休み終った。じゃ、また。

カズオ・イシグロ「日の名残り」届く

読書の秋。

いや、わが町はもうすぐ冬です。初雪も降りました。今朝は今シーズン初の氷点下でした。

本が好きなんですが、読んでもホント忘れるんですよね。読んでも読んでも次から次と忘れてしまう。面白かった本だということは覚えているけど。せっかく読んだのにって思うんですよ。だから、なんでもいいから、これはと思うことがあれば、ノートに書いておくことですね。まず、そうしようと思いました。それでも忘れるからね。でも書かなかったら、読んでいた時間さえ無駄になる。消えてなくなるなら、無駄だよね。何でもいいからせめて心に響いたことを書きとめた方がいい。読んだって気になるより、何が残ったか。それが大事だですよね。言うまでもなく。

10冊急いで読んで、ほとんど忘れるくらいなら、1冊の本の一部分でも響いたことを書きとめた方がいい。読むペースが遅くなってもそれでいい。読むペースが早くても、忘れて何も残らないなら無駄でしょ。

毎週2・3冊買っては、読むのが追い付かず、いや、追いつかないことわかっていながら買うんだよね。そりゃ妻には怒られますよ。

ただね、自己啓発本はもう興味がないですね。いい年して自分探しをいつまでしてるんだ?いつ見つかるんだ?という人いますけどね。

自己啓発本なんてほとんどどれも書いていることは同じでしょ。ハゲにつける毛生えぐすりみたいなもんで、アレがダメならこれにしてみようって感じで次々手を出してもどれだけ役に立つのだか。 また新しい自己啓発本が出たら買ってしまうの繰り返し。

いろんな毛生えぐすりを買っても毛は生えてこないでしょ。それと同じ感じ。

読んでもけっこう忘れてしまう。全部スッカラカンに忘れるわけではないけど、これホントに自分の血となり肉となっているのかよくわからん。

で、みなさんは本を読んで、その本の内容をどれだけ覚えているもんですかね?

まあ、大事なことは本の内容を覚えていることじゃなく、読んで何を得られたかですよね。「得られた」と思ったことは、やっぱり私の場合、ノートに書くことにしました。とりあえず、それしか方法がない。

ただ、本を読んでも何も得られないこともあるし、途中で読むのをやめる本もいっぱいあるけど。

昨日やっと届きましたよ、この本。週末の楽しみにしようか。

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旭川 蜂屋のラーメンはどう?

昨日は楽しい酒を飲んで、今日は早朝から町内会の花壇の整備に二日酔いの中参加した。そんなひどい二日酔いではなかったが、声がかれていた。

わが町ではもうすぐ雪が降るんじゃないかというくらい朝の空気が冷たかった。モチロンギュがもうすぐ必要になるだろう。ということで、寒いし二日酔いだったけど町内会の行事に出ないのもいけないと思いまじめに参加しましたよ。

作業は1時間程度で終わり、帰宅しその後は午前中本を読んで過ごしました。

太宰治による未完小説『グッド・バイ』へのオマージュとして書かれた長編小説で、伊坂幸太郎『バイバイ、ブラックバード』(2013)の約3分の1を読み終えた。途中何度も居眠りをしながら。

なかなか面白い。ダメ人間を味わえる小説だ。繭美(まゆみ)という猛獣のような女が出てくる。

ダメ人間の話は面白い。かっこいいヒーローや美しい人の話ばかり見るのが人生じゃない。ダメ人間のダメ人生を見ることも時には必要なのだ。

ダメ人間といえば誰を思い浮かべるだろう?固有名詞を出すのはよそう。

私こそダメ人間である。

昼になり、ほぼ月イチにくるラーメン屋、「蜂屋」。麺がダメだとか文句を言いながら結局よく食べに来ちゃうのは、なぜだろう。やはり、この独特な味がやめられないのだ。

もともと、ここ蜂屋は蜂蜜入りのアイスクリーム屋から始まった。そして、ラーメンは、みそ・しお・しょうゆというモノではなく、今のしょうゆラーメンを「ラーメン」という単品しかなかった。

この濃い色はしょうゆの色ではなく、ここ特性の焦がしラードの色なのである。

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このように、しょうゆラーメンだが、スープはこんなに色が薄いのだ。

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しかし、このアジの煮干しを使った「動物系と魚介系のダブルスープ」の独特の味が多くの人を引き付け、多くの人を遠ざけた。それだけ、個性が際立つということだ。もう70年の歴史があるこの伝統のラーメン。これからもリピートしますよ、私は。

 本屋に行く途中、どうしてものどが渇いたので、自販機を見つけ車を止めてペットボトルのお茶を買った。

お金を投入。ガラガラ、と音がして2本出てきた。

えっ?なんで2本?ラッキー!

よし、もう一回買おう。また2本出てくるかもしれない。お金を投入。ガラッ。今度は出てこない。

なんじゃ?出てこんのかい!って思ったけど結局2本分のお金を入れて、2本手元にある。損はしてない。得もしてないが。

でもなんだか損をした気持ちになる。

2本出てきたところでやめていれば、1本得をしたのに。ってことで、まあいいや、お茶ごとごきに損をしていないのに損をした気になる私はダメ人間です。

嵐のコンサート。妻の失敗。

3連休になる前、メチャクチャ忙しく働いていた妻は、やっと美容室に行けるということで、私はその間、公園を散歩して本を読みながら午後のひとときをのんびり過ごしました。

桜木紫乃さんの「砂上」を読んでおりました。「ホテルローヤル」で直木賞を受賞した作家で、小説の舞台が北海道なのが身近でいいんです。

芥川賞って言えば芥川龍之介ってすぐ誰でもわかるのですが、直木賞ってなんという名前の人か知らない人がけっこう多い。

直木三十五って言うんだよ。それもこの直木さん、31歳の時に直木三十一を名乗り、その後三十二、三十三、三十四を飛ばし、三十五で落ちついた。あっ、知ってましたか、すいません。

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家に帰って本の続きを読みながら妻の帰りを待っていた。

妻の帰宅より先に、来年のほぼ日手帳が届いた。ほぼ日手帳を使って、もう10年ぐらいになるだろう。いい手帳だ。

ほどなくして、妻が大失敗したといって帰ってきた。別に変な頭になっているわけでもないのに、何が大失敗なのか?

聞くと、嵐のコンサートの抽選に当たっていたのに、代金を期日までに振り込むのをすっかり忘れてたとのこと。せっかく当選していたのに水の泡になったとがっくり。美容室行ったのに、完全にテンションダダ下がりで、この世の終わりみたいな顔になっていた。さすがにかける言葉もございません。

妻は看護師で、院内の重要な仕事の一部を任されて、よくわからないけど第三者機関に病院の評価を受ける準備で毎日遅くまで、ブラック企業並みに仕事に追われてましたからね。結局、忙しい日々のせいですっかり忘れていたということだ。もう、しょうがない。いくら嘆いてもアフターフェスティバルだ。あきらめるしかない。

先週は私、今週は妻とことごとく失敗をしております。

てことで、頭にきたので焼肉食いに行くぞ~!ということになった。

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まあ、私はのんびりこの連休は本を読んだりしておりました。

妻は「私もゆっくり本を読んでみたいわ。」といってました。焼肉を食べながら本の話題にちょっとなって、その中で映画にもなったけど「君の膵臓を食べたい」という小説が面白かったという話をした。

焼肉を食べながら膵臓を食べたいというのもどうかと思うが。

天気予報によれば、北海道はこの日が最後の気温20度超えらしい。考えてみれば、先週は20度以下の日が多く、20度といえば暖かい日だというイメージに変わっていたのだ。30度の夏があっという間に過ぎ去って、今年は夏があったのかと思うくらい印象にない夏だった。

それにしても、嵐ファンの妻は、年に一度の楽しみが無くなったと残念がっていたが、それは私にもどうすることもできない。

せめて毎日楽しく過ごせるように、妻には笑顔で接し続けよう。笑う門に福来たるなのだ。笑顔が一番。

ノーベル文学賞のカズオ・イシグロさんの本、早く読んでみたい

一週間がたち、やはりM君からは連絡が来ない。時間は戻せないので仕方ないと吹っ切ることにした。そうでもしないと、この難局を乗り切れません。どんな難局かというと、簡単に言えば処理しなければならない仕事が山ほどあるという難局です。いくらやっても追いつかないくらいでこの仕事量はハンパない。ホント冗談じゃないよ。このトシになって千本ノックやってる感じ。

先月から続く事業の報告書書くだけでブログ書く暇がない。で、何で書いてるんだということだが、私にもわからない。

明日からの3連休は仕事のことを考えるとブルーになりそうだが、別の業務の下準備のため読まなければならない本もあるし、認知症で特養老人ホームに入所している母の様子も見に行きたいし、昨日アマゾンで買ったノーベル文学賞のカズオ・イシグロさんの本が届けば早速読んでみたいし、ビールも飲みたいし、嫁とデートもしたいし、忙しい。

てことで、あっという間に3連休は終わってしまうだろう。いつもそうだ。3連休はあっという間に終わる。盆も正月もゴールデンウイークも連休という連休は全部あっという間に終わる。

まあ、この3日間は仕事のことは考えないでいたい。

どうにもならんと思っても、今までを考えてみると、どうにかなってた。ホントにダメだったとしても、どうにかなったから今生きてるんだろう。どうにもならかったとしても、どうにかなったのだ。だからこれからも、どうにかなる。とにかく、何か知らんけど大丈夫なもんだ。

足元の悪い中、いや別に雨ではないが、このブログにおこしいただいたみなさん。

どうにかなりますから、大丈夫です。って、別に相談されたわけでもないのに大きなお世話でした。

私は最低の人間だ。自分がイヤになりました。

行くべきではなかった。先週の札幌。

大学生の息子との用事以外に、私にもう一つの目的があった。

私はこれで大失敗をした。

それはもう30年以上あっていないM君のことだ。

旭川の某高校入学した初日、はじめて言葉を交わしたのがM君だった。それが縁で高校と高校卒業して札幌の学生時代、ずっと仲良かった友人だ。卒業後M君は札幌に残り、私は就職で旭川に帰った。その後数年会う機会がなかった。そして30年ぐらい前に、久しぶりに会って飲んだ。それが最後だと記憶している。その時は確か最後ススキノで握手をして、「じゃあ、また」という感じで別れた。そのうちまた会うだろうと思っていた。しかし、その後年賀状だけのやり取りで現在に至るのだが、年賀状で大体の暮らしぶりが想像できるようになってきた。

結婚をしてないこともわかった。そして、どんな仕事をしているかは知らないが、たぶん生活自体もそんなに楽でもなさそうな気がした。年賀状に書かれてあるのは、住所と名前のみ。住所には番地も入っていない。〇条〇丁目まで。電話番号もない。住所と名前もボールペンの手書き。たぶん、年賀状を出す人間もほんの限られた人なのだろうと思った。

何年も気になっていた私は、ついに年賀状の住所を頼りにグーグルマップでその住所にあるアパートを見つけた。直感であったが、M君は、たぶんここで一人で住んでいるかもしれないと思った。

そして、そのアパートにたどり着いた。ネットで見るより古く感じた。2階建て8室の古いアパートだった。まず1階を見たがどの部屋も表札がなく、1階4部屋のうち3部屋は人が住んでいないようだった。外階段を上り2階に行って最初の部屋のドアの上にM君の名前があった。

「ここだ。やはりここだったのだ。」

急に心臓が高鳴った。ドアの向こうにいるのかな?

呼び鈴を押した。2・3回押した。反応はなかった。留守だ。

想定していたがちょっとがっかりした。

なんとか会いに来たことを伝えたくて、書置きをした。突然来たことと、携帯番号を書いて連絡ほしいという内容のほんの短いB5サイズの1枚だ。ドアの郵便受けに入れた。ドアの向こうの玄関に落ちた音がした。

もう一度、改めて建物の外観を見た。その瞬間、急に後悔した。

来たことを知らせてよかったのか?書置きをするべきではなかったのでは?

そんな気持ちが急にドドーっと湧き出た。でも、もう取り返しがつかない。

このアパートの外観だけで暮らしぶりを判断してはいけないが、50過ぎた独身がこのアパートに何年もいる事実。M君は、私にここまで来てほしくなかったのではないかと思った。書置きを書いてるときに気づけばよかった。バカだ。

私は、どんな暮らしをしてようが全くそんなこと関係なく、ただ仲良かったM君に昔のように何の屈託もなく会いたいと思っていただけなのだ。懐かしいし、M君もきっと驚いて、喜ぶと思った。私は勝手にあの頃のようにすぐ戻れると思っていた。

しかし、50も過ぎているんだ。もっと考えるべきだった。

ホントにバカなことをした。

M君は私の今回の訪問をどう思ったのだろうか。怒ったかもしれない。もしかしたら、ラインをするスマホすら持っていないのかもしれない。もし、M君が自分の現状を考えて誰にも会いたくないのら、書置きなんかするべきではなかったのだ。

相手の立場で考えるべきなのに、書置きを入れてから気づくなんて。なんて浅はかでバカなんだ。

M君は、会わせる顔がないと思ってる可能性が高い。彼の性格からして、何も悪いことしてないのに、そう思ってる可能性が高い。いまだに独身でアパート暮らしをしている現状。。。世間一般的な成功というのではない人生だとしたら。。。そこら辺を察するべきだった。それは懐かしさを通り越す事情だと気づいた。

私だってただのしがないサラリーマンで何も差はないと思っている。そんなことどうでもいいと思っているが、若い時とは違うのだ。50過ぎた今ではすべてが違うのかもしれない。

そんなこともわからなかった。無言の年賀状のやり取りだけでつながっていればよかったのだ。それがM君に対する唯一の方法だったのかもしれない。

これで、年賀状も来ないかもしれないな。M君は私に知らせず引越しをするかもしれない。

全部、私が悪い。

自分がバカ過ぎていやになった。

すまなかったM君。

私は自分しか見えてなかった、最低の人間だ。

旭川ラーメン「ふるき」で幸せに

昨日はしばらく日曜日がイベントなどでつぶれていたので、3年ぶりの代休。妻と久しぶりのデートになりました。妻は看護師なので休日は曜日関係なしの不定期なので、普段はなかなか休みが合わないのだ。

午前中は妻も掃除洗濯などで時間を使い、私はいつもの休日どおりに午前中はモーニングジャズを流しながらの読書で過ごしました。昼になり、約半年ぶりに旭川ラーメンの中でも私的ほぼナンバーワンのラーメンを二人で食べに行きました。

ここは水木金土だけの営業で、特に土曜日は待ち時間1時間以上という行列店なのだ。平日の昨日は13時頃に行ったが30分待ちでした。

ここは店先で行列になることはなく、入店したら最初に名前・人数・注文メニュー・携帯番号を所定の用紙記入し受付を済ませる。目安の待ち時間を教えてくれる。そして順番が来たら携帯に連絡が入るシステムだ。ほとんどの客が車で来ているので、店先に行列することなく、車で待っている。または別の用事を済ませてから、目安の時間ころに戻ってくる。これはお客様ファーストの考え方で、特にここ旭川の冬は厳しいのでありがたいシステムなのだ。冬に外で並んで待つのはほぼ地獄。吹雪の日もあれば、マイナス20度になる日もある。そんな地で、外で待たせないのは店にもお客様にもWIN-WINなのだ。

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とにかく私的にはナンバーワン味噌ラーメン。味はもちろん、店主の古木孝子さんの笑顔での接客と仕事ぶりが素晴らしいのです。

そしてここで食べているお客さんがみんな幸せそうな表情でここのラーメンを食べている。

隣の席でも私たちと同年代の夫婦が幸せそうな表情で味噌ラーメンを食べていた。なんと奥さんの方がドンブリ両手で全汁するのを見た。両手でドンブリ抱え全汁だよ。横綱か?優勝したんか?って感じだったけど、とにかく幸せそうだった。

先月この店に北海道の人気ラーメン店ランキングで一位を独占し続ける札幌のラーメン店『麺屋彩未』さんのオーナー奥雅彦さんが来店され、味噌バターラーメンを全汁してうなったそうです。ここの味噌ラーメンを食べるときに、塩分取り過ぎだの、動脈硬化だの血圧上がるだのそんなこと言ってる場合じゃない。全汁して幸せになろう。

 その後、私たちは美瑛町へパンを買いにいきがてら、ドライブと散歩で秋晴れの一日をまったりの~んびりとデートしました。

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結婚して20年以上になりますが、ホントに結婚はいいもんですよ。妻がいてそれがどんなに幸せなことかと思います。

燃え殻さんがこんなこと言ってます。

www.asahi.com

燃え殻さんの本を読んだ記事。

 

short.hatenadiary.jp

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