べつにヒマだから映画を見に行ったわけではない。
しかし、この映画を見たいという事前の目的があったわけでもない。
本屋に行き、昼飯と次の予定の間に時間が空き、その隙間にピタリとパズルのピースがハマるように映画「七つの会議」の上映をやっていた。スタバかどっかで買った本を読んでいても全然よかったが、ちょっと気まぐれでスマホで映画上映を調べたら丁度いい時間に「七つの会議」がやっていたのだ。
池井戸作品はTBSドラマをはじめうんざりするくらい見ており、キャストもかなりの割合で同じ俳優が出ている。
いやなら見るな!って話でございまして、私は見てきました。
なんといっても、OL役の朝倉あきがよかった。
ホントに私の職場にもいたような、以前こんな女子社員がいたような、どこでもいそうな普通の若いOLの感じが何ともイイ。
特別美人でもないが、その清潔感と正義感がいい。
この女優さん、見覚えは何となくあったが、名前も知らず。
でも、すごくいい。
近く退社する役で、寿退社という話はウソという役です。これ以上は一部ネタバレ的なことになるので言いませんが。
寿退社、結婚といえば、ある、ちょい有名ブロガーのツイートで、
『結婚した人に「これから大変だぞ―とか「楽しいのは一瞬だよ」なんて水差すようなこと言う人は好きじゃない。結婚の報告への返しは「おめでとう!」の一択だと思う。』
というのがあったが、
これから大変だぞーと水を差すというより、自分の経験を思わず言ってしまう女と、おめでとうときっちり表面的なことをいう女と、どっちか好きかって?
そりゃおっぱいの大きい方だよ。
ということで、朝倉あきさん、今後バカ売れするタイプではないかもしれないけど、おっさんは好きだ。それがこの映画の一番の感想で、この映画をみた収穫だった。
サラリーマンって大変ね。という吉田羊の言葉が心にしみた。