私はもう完全にオッサン年齢になって、昔のように夜な夜なお姉ちゃんのお店に行くこともなくなり、家でビールを飲みながらyoutubeを見たりする。特に昭和にタイムスリップするのが好きだ。
その中で、発見したのが八代亜紀が美人だってこと。匂い立つ美女とはこのことだと気が付いた。
彼女の絶頂期は1970年代中盤から80年というところだろう。
その頃の私は小学中学高校生という思いっきり10代だった。
「舟歌」「雨の慕情」は八代亜紀が29、30歳ころで、あのころの私は高校生だった。
10代の少年からすれば、30歳の演歌歌手は、ハッキリ言ってオバサンという領域に分類された。当時のピンクレディーやキャンディーズなどとは違い、デパートなら違う売り場になるくらい別物だ。
八代亜紀をいまyoutubeで見たらそうは思わないのだが、当時は厚化粧のオバサンというイメージが出来ていた。完全にオバサンだと思ってた。
ツービート時代のたけしもギャグで「厚化粧で笑うとヒビが入る」と笑いにしていた。
笑うとヒビが入る厚化粧って、化粧というより塗装という感じじゃん。
でも、当時の八代亜紀のyoutubeを見れば、メッチャ美人!
どこが厚化粧のオバサンやねん!
メチャメチャエロいイイ女やないかい!(関西弁になるわ)
え?そう思うのオレだけ?もしそうなら、すいませんけどみんなここに置いて行くわ。
自分の年齢が当時の八代亜紀を大幅に上回った現在の位置でみると、オバサンどころかまさに女ざかりの最高到達点にいる感じだよ。当時トラックの運転手、トラック野郎たちに絶大の人気だったことが納得できる。
いまこんな匂い立つような色っぽい歌手っているのかね?
この髪型といい、エロオーラといい、おじさんは感動しました。
年齢と感じ方のギャップ。自分が若いころはオバサンだと思っていたが、自分がおじさんになってみると全然違う若いきれいな女性という映り方をした。どう考えても当たり前の話だが。
今の時代簡単にyoutubeでいろんな芸能人の若いころを確認できる。若さや美しさが矢のように過ぎ去っていく現実に人間の悲しさを垣間見ることもあるが、それにしても、私の中で八代亜紀のランクが異常な急上昇をしたのであった。