短い雑記

名乗るほどのものではないオッサンの短い雑記です。含蓄のある事、書けと言えば書けますよ。生存確認用ブログです。

なつぞら、ちょっと雑でないかい?

NHK連続テレビ小説「なつぞら」で天陽君が天国にいきました。

イケメンの天陽くんロスなんて感覚はおっさんにはありません。そもそもネットでは言ってますが、ホントに天陽くんロスなんかい?

毎朝マイカー通勤の私はカーナビで見てるんですが、子供時代のなつに何度か泣かされ毎日見るようになりました。

賛否両論ある中、広瀬すずはいい。反論は認めません今日の最後のシーン。

なつが天陽のアトリエを訪れると、優は天陽の遺作となった馬の絵を目し「本物のお馬さんがいるよ」。なつの目が一気に潤んだ。

こういう目が一気に潤んむシーンが、おっさんは弱い。単純だ。

BGMがよかった。(橋本由香利の「風の声」)

ドラマでは完成した馬の絵だが、本当は私も実際に神田日勝記念美術館で見たことがあるが、『馬(絶筆)』(1970年)が遺作である。

製作中に病に倒れたため、後ろ足が全く描かれていない未完成作品。神田日勝記念美術館のシンボルマークになっている。

ベニヤ板にペインティングナイフで描かれた黒く重厚な馬には、未完なんてことは関係なく見た人をつかみ取るようなが雰囲気が漂う作品だ。

ドラマの話になるが、まるで、広瀬すずの可愛さだけを見せるドラマで内容が浅いとかいろいろ賛否がある。全体的に東京編とか結婚・育児とか、途中から話がとっ散らかっている感があると私も思う。

私は北海道編だけで作るべきだったと思うし、もっと神田日勝を描いてほしかった。

まして、天陽くんというのは、なつが幼い頃からの重要人物で、もっとこの日までの中に存在を作りこむべきだったと思う。ドラマ初期段階では天陽くんの神田日勝がどう描かれるか勝手に期待していた面もあり、中盤以降は存在感がなく、今ここで再登場したとたん馬の絵を描き上げて亡くなるというあまりの雑さに、「なんじゃこりゃ~」ってジーパン刑事になるところだった。

次回以降、天陽くんの思い出話などで盛り返すと思うが、まさかこれで天陽くんという重要人物を簡単に終わらせはしないだろうと思うが、ツッコミどころ満載だろうね。

今後終盤を迎えるこのドラマがどうなろうと、あっしには関わりのねえことでござんすが、以前、美味かったラーメン屋が、だんだん作りが雑になって最後はガッカリという感じで終わることがあります。

このドラマは、そのようなことがないよう、心よりお願い申し上げます。

ということで、いろいろご不満もあることと思いますが、どうか広瀬すずに免じてお許しください。

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