どういうわけか、にわかファンを下に見下すヤツがいる。私の同僚に。
「アンタは、人生そのもだというくらい心酔するもの、心底ファンだというものないの?オレはあるね。」なんて勝手に上から目線でいうヤツがいて、なんか、エラそうなんだ。まあいいや。
私は生粋のにわかファンである。
昨年は映画「ボヘミアンラプソディ」でクイーンの曲をよく聴いていたことを今思い出したわ。
言うまでもないが、今は4年に一度のラグビーファンだ。やっとにわかファンになったのは、前回のワールドカップからである。南アフリカに勝って、奇跡の番狂わせということで世界中が大騒ぎした時からである。
それまで、日本が南アフリカと対戦することも知らなければ、南アフリカが当時世界ランク3位だったということも知らない。
そんな私が、日本がドえらいことをしたと知り、その後の波に乗ってラグビーファンになったのだ。
ラグビーとサッカーについては、ワールドカップの時だけのファン。世界最高峰の大会があるときだけのにわかファン。日本のラグビートップリーグやサッカーのJリーグには一切興味のない、ぜい肉ゼロの筋金入りのにわかファンだ。
で、今日は世界2位のアイルランドと激突する。あの4年前のような奇跡が見れるかどうか楽しみだ。
まあ、世界を驚かす奇跡の番狂わせは、2大会連続で起きるようなものじゃないとは思うけどね。それはわかってますよ。
ラグビーはほとんど番狂わせは起きないスポーツらしいからね。
だから今日のアイルランド戦は、奇跡の勝利というより負け方の問題になると思う。
7点差以内で負けた場合は、ボーナスポイントが付くので、負けたとしても御の字なのだ。
御の字って、「一応納得」的な「まあ、よかった」という意味だと思っている人が半数らしいが、そうではない。
御の字は、「大いにありがたい」「めっちゃ納得」という感じのことばで、まあまあ良かった程度のものではない。
私もここで御の字と書いたのは、負けたとしても7点差以内であれば、「大いにありがたい」という気持ちで書いたのだ。
にわか御の字ファンとしては正しい意味を知ってほしい。というのはウソで、そんなことはどうでもいい。
でもやっぱり、ありえないことを見たい。まさかの奇跡が見たい。実はその一心で今日のアイルランド戦を楽しみにしています。ビールを買ってこよう。