このクソ忙しい中、飲み会があり、大いに疲れました。
2次会はカラオケ。そこで始まった一気飲み。
今でもそんな一気飲みなんてあるのか?
若いヤツらは大笑いしながら盛り上がってる。
一気飲みの順番が斜め向かいに座っている酒の苦手な、見方によっては永野芽郁似のカワイイ女子になった。画像があるなら見せたいくらい可愛く、いい女だ。
彼女は、レモンサワーを仕方なく飲もうとした。
おれは一気飲み自体が大嫌いだ。
まして、飲めない女に一気飲みなんてとんでもない。だが、場を壊すわけにもいかない。
でも、彼女を助けようと思い、
「そんなジュースみたいなもん飲んでないで、このウーロンハイにしろ!」とグラスを手渡した。
おれを一瞬にらんで受け取り、そして一気に飲んだ彼女。
場は大いに盛り上がった。
その盛り上がりをちょっと気にしながらおれに何とも言えない、驚いたような、いや、もっと違う心の表現をしたようなまなざしをむけた。そんな気がした。
おれが手渡したのは、ウーロンハイではなく、ただのウーロン茶。
(えっ?揺れるまなざし。ヤバイ、想定外!)
おれは一瞬かたまり、目をそらした。なんだこの心拍数の急上昇は。内心うろたえた。でも、平静を装うしかない。
気を取り直し、何もなかったかのように、ぎこちなく隣の同僚と話をはじめた。
なんとか場の雰囲気に同化したと思ったとき、ポケットのスマホが振動した。
「死ぬほど胸キュンしました」と彼女からのライン。
おっさんの道ならぬ恋が始まるのか~!!
(アラーム音)
夢か。。。