短い雑記

名乗るほどのものではないオッサンの短い雑記です。含蓄のある事、書けと言えば書けますよ。生存確認用ブログです。

三島由紀夫VS東大全共闘を見た。ちょっと何言ってるんだかわからない。

昨日土曜日は風は強かったが晴天であったため、妻とふたりで上野ファームに1年ぶりに出かけた。

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花はいいね。

なんかこうやって手をつないで歩いていると、この年なってもやはり、結婚っていいものだなと思った。

妻への感謝の気持ち。

きれいな花や木々と青い空。

もう、ビール持ってこい!って感じだったね。

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今日は、前々から見たかった映画を見に行った。

新型コロナの影響で見れずにいて、これは見れないで終わるのかなと思っていたが、今日やっと見ることができた。

これが半世紀前の日本かと思ったね。

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1968年、日本は高度経済成長を謳歌していた時代。

三島はそんな日本に強い違和感を示した。

守るべきは経済至上主義の日本ではなく、神としての天皇を中心とする精神文化の国ニッポン。独特の愛国思想を持っていた。

その三島が正反対の思想を持っていた東大全共闘1000人の中に乗り込んでいった決死の討論。

印象に残ったのは、芥氏。赤ん坊連れて東大最強の論客が登場。

まあハッキリいって、討論のやり取りは難解で、ちょっと何言ってるかわからないサンドイッチマン状態だったし、50年前の東大生と天才作家の脳みそから出る言葉のやり取りはさすがに私なんぞには足下も及ばない奇人変人だ。

三島は半分の歳の学生相手に丁寧に話しを聞き、相手をやり込め論破してやろうというものでは一切なかった。自己満足でもない応答だった。

三島と全共闘とはある意味根本的なところは同じで、理想の日本に変革したいという反米愛国の点では同じだったとは感じた。

50年後の芥氏って、あの当時よりカッコのいい爺さんだった。同一人物とは思えないくらい。話はしたくないけどね。へんてこりんな理屈に交わす言葉もなくなると思う。苦手なタイプだ。

いずれにしても三島由紀夫という人物は興味深い人物なので、この伝説の討論がドキュメンタリー映画となって上映されると知った時からぜひ見たいと思っていた。

そして最後はあの自決に行きつくわけだが、この討論の冒頭で三島はそれをほのめかすことも言っていた。

三島の最後は絶望の割腹自殺だったのだろう。そんな気がするが、わからない。

三島の最後の演説は自衛隊員にはほとんど届かなかったようだ。

ヤジ怒号が飛び交い、上空にはすごい音でヘリが飛んでいた。せめて拡声器でも使うべきだったと思うのだ。

「仕方がなくなったんだ。」が割腹前の最後の言葉だったらしい。

まあ、そういうことを思いながらこの映画を見たわけだが、私としてはなぜ自決したのかわからないし、リアルにかかわった人たちもどうなんでしょうか?三島由紀夫ってなんだったのか。

私からすると、あの全共闘って何なんだという子供の頃の強い印象とかすかな記憶そのままに見てると、やっぱり全共闘って、いったい何だったんだ!?答えてくれ。ビール飲むから。

知らんけど。

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