短い雑記

名乗るほどのものではないオッサンの短い雑記です。含蓄のある事、書けと言えば書けますよ。生存確認用ブログです。

「クスノキの番人」東野圭吾

こんにちは、本好きの皆さん。今日は最近読んだ小説「クスノキの番人」についてレビューしたいと思います。

 

この小説は東野圭吾さんの最新作で、ミステリーとファンタジーの要素が混ざった不思議な物語です。主人公はある日、自分の家の庭にあるクスノキの木に話しかけられるという奇妙な体験をします。その木は自分が「番人」として選ばれたことを告げ、世界を救うために協力してほしいと頼みます。しかし、その木は何も教えてくれないばかりか、主人公に厳しい試練を与えます。果たして、主人公は木の正体や目的を知ることができるのでしょうか?そして、世界を救うという使命は本当なのでしょうか?

この小説は東野圭吾さんらしい意外な展開や謎解きが楽しめる作品ですが、それだけではありません。木と人間の交流や、木が持つ不思議な力によって起こる現象にはファンタジーの魅力が溢れています。また、主人公やその家族、友人たちの人間関係や感情も丁寧に描かれており、読者は主人公に感情移入しながら物語に引き込まれます。特に、主人公が木との関係を通じて成長していく様子は感動的です。

この小説は笑いあり涙ありの感動作ですが、同時に考えさせられる作品でもあります。木と人間の関係は、自然と人間の関係にも重ねられます。私たちは自然から何を受け取り、何を与えているのでしょうか?自然を守るということは、自分たちを守るということなのでしょうか?この小説はそんな問いかけを投げかけてくれます。

「クスノキの番人」は東野圭吾さんの新境地とも言える作品です。ミステリー好きもファンタジー好きも楽しめる一冊です。是非読んでみてください。

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