北海道のローカル番組で、前日に買ったミスタードーナツを次の日にも美味しく食べる方法を紹介します的な場面。
「次の日でも、余ったドーナツを美味しく食べる方法です」って感じで番組が進んだ。
YouTubeで色々紹介している人が、初めて紹介する方法として、ポン・デ・リングを4つにちぎり、だし醤油に漬け、ベーコンを巻いて焼いて食べるってのを紹介していた。甘じょっぱい感じで美味しいと言っていた。
事務所で見ていたのだが、事務のオバさんが急に横から、
「そういうことじゃないでしょ?知りたいのは昨日のミスドが1日経っても買ってきたときのように美味しく食べる方法が知りたいんじゃないの?これなら全く別モンじゃん!」と言っていた。
オバさんにどう思うかと聞かれた私は、それも一理あると思いながら反論的なことを言った。もちろんそれで職場の人間関係にヒビが入る心配がないからだが。
「世の中には出来ることと出来ないことがある。昨日のミスドが今日食べても買った時と同じように美味しく復活なんて出来るわけないじゃん。そんな不可能なことを望んじゃいけない。」
「そりゃそうだけど、全く別モンじゃん!」
「いや、仕方ないよ。そんなのキュウリのぬか漬けを採れたてのキュウリに戻してくれって言ってるようなもんでしょ。二度と元には戻れない。アンチエイジングみたいなもんで、無理な相談。時間を戻すことはキュウリにだって、もちろん人間だって無理!無理して若返ろうとすれば、手を加えて別モンになるしかないんだよ、ミスドも人間も。」
というと
「ハッハハハ、当てつけかコラ!ぬか漬けのくだり、もらったからね。姉に言うわ。」
だって。