ゆるい風が吹いている野原。
空は青く、白い雲が浮かんでいる。心地いい気温。
蝶々が飛んでいる穏やかな野原。
そこにグランドピアノが置いてある。ふたを開けていつでも弾けるようになっている。
そんな風景をどこかで、何かで見たことがあるような気がする。映画だろうか?
実際にはない光景だろう。
広い野原にグランドピアノなんか誰が運んでくるのか。
ピアノを弾く髪の長い女がいるわけでもないのに。
そんな夢を見て目を覚ますと朝の4時50分。
もう眠れない。
新垣結衣が結婚するから眠れないのではなく、ただの老化だ。朝早く目が覚めて、そのあと眠れないのは年取った証拠だ。
人間必ず年を取る。老いる。
田村正和さんが亡くなっていたことが今週わかった。
古畑任三郎を思い出す。私はそれより「ニューヨーク恋物語」や「過ぎし日のセレナーデ」が好きだった。カッコいかった。
晩年の写真をネットで見たがやはりどんな人も確実に老いるとつくずく思った。
だからアンチエイジングなんて無駄な抵抗で、完全に不可能。人間はなりたくないものにしかならない。
それにしても私生活が謎過ぎる。
普段はあまり人と会わず、外出することも少なく自宅で映画を見たり読書などで過ごしていたらしい。
私も定年になったら、バカみたく「地域デビュー」だとか「生き甲斐」「社会との繋がり」だとかに躍起になるつもりはなく、「やりたいことがあればするし、なければ何もしない」で行きます。
まあ、田村正和さんがそうしていたということではありません。知らないもん。マスコミでは謎の私生活と言われてます。
私の私生活も謎です。ウソです、ただのグータラおやじです。
好きなことをする。その好きなことってなんだ?と考え、何をしたらいいのかと考えるより、好きなようにする。それが一番だ。
それがいやなら、バカとブスこそ東大に行け!