昨日、この本を知り、さっそく買って読んだ。
テレビ業界の過酷さとアングラさのハードボイルド感もあるし、叙情的な文章はホント、ガーサス。ガーサスです。なんか、泣ける。
おっさんには青春時代が蘇ってきたような部分もあるし、出会いと別れの人生がそれぞれの人にあるのがよくわかる。
それぞれ人は流れる時間の中にいるが、人生は偶然の出会いで全部できているのだと思ったね。
もう会えない人が私にも何人かいる。いまどうしてるか知りたい。でも、再会してもどのようにその先つながっていくべきなのかわからない。このままの方がいいのかもしれないとも思う。
50年以上の年月の中で、浮かぶ顔がたくさんある。普段会うわけではないし、もう二度と会わない人の方がたぶん圧倒的に多いだろう。
将来を不安に感じ、先が見えないと悩んでいたこともあった。この本にもあるが、ノストラダムスの大予言の通り、みんな一緒にドカーンと地球が消滅してくれるなら、みんな一緒ならホントにそうなってくれないかと思ったこともあった。そのとき周りにいた人たちとの年月を今でも忘れられない。そんな気持ちになった一冊だ。
私は、妻に会えたことが何より幸せだと、この本を読んで実感した。
奇跡的に妻と出会い、結婚し、最愛の息子に恵まれた。
人生は、愛した人に愛される。これ以上の幸せはない。これが最高の幸せだ。
私は妻と息子に愛と感謝しかありません。私が今この世にいるのは、この二人がいるからです。
考えてみれば、仕事のプレッシャー、人間関係のストレス、認知症の親の問題、いろいろ苦しみが尽きないけど、多かれ少なかれ、それはみんな同じ。
自分の命より大切な存在と巡り合えて、私はそれだけで幸せで満足です。
ということで、まじめか!