原作は数年前に読んだ。短編小説だ。
全編ほとんど会話劇だが途中で眠くなることもなかった。
あの短編小説を3時間の映画にする脚本家や監督はすごいね。
原作にない部分が結構あったと思う。
あったと思うというのは、数年前に読んだ小説の細かいことは全然覚えてない。
というか、読んだ本の中身、片っ端から忘れる。よくこんなに忘れるものだと思うくらい忘れる。
そんなに忘れるなら読んでる意味なじゃんと自分でも思うのだが、本は好きだ。
人間は忘れるから生きてられるんだ。
忘れることはいいことだとは言い切れないが、悪いことでもない。
いろんなことも時間が解決するのはどんどん忘れるからではないだろうか。
その中で忘れられないこと、忘れたくないことが人にはいくつかあって生きている。
原作で覚えていたことがあって、運転手が美人ではなく、出身が北海道ということをすぐ思い出した。
すぐ思い出したので、覚えていたようなものだ。
あと、キャストの一人、台湾人の女優が、めっちゃ綺麗だった。それだけでも見てよかったわい。
これからもう一度、原作を読んでみようと思う。