短い雑記

名乗るほどのものではないオッサンの短い雑記です。含蓄のある事、書けと言えば書けますよ。生存確認用ブログです。

半沢直樹、第3弾があればお願いしたい。

7年間、待ち焦がれた「半沢直樹」が終了した。

7年前の半沢直樹と同様、今回も絶賛の嵐でしたね。

最終話32.7%の視聴率も納得です。

もう終わってしまったというロスの気持ちにもなる。

今回はいろんな場面で「言葉」がよかったって感じ。

いろいろ拾った言葉をここで書き連ねることはしないが、ひとつあげるとしたら、ネットで絶賛してるように

「仕事なんかなくなったって、生きてればなんとかなる!」と明るく言う妻の花の言葉がよかたね。

奇しくも芸能人の衝撃的な自死が続いたこの日に、この言葉が心に刺さったよね。

ホントにいいドラマでした。

特に終盤の前作最終回からの伏線回収が見事だった。

大和田を取締役に残したこと、半沢が最後に出向を命じられたことに対する伏線回収。

見事に練り上げ、作り上げたと思った。素晴らしい。

しかし、正直言うと圧倒的に7年前の半沢直樹の方が面白かったです。

前作と比べるなという意見もありますが、私的にはれっきとした続編である以上、前作と比べてしまうのは仕方のないこと。

前作は録画していた全編をこの7年間で何回見たかわかりません。それぐらい好きでしたので、なおのこと今回の作品に期待もしたし、ちょっとな~と思ったりもした。

前作は町工場の赤井英和や後半の鶴瓶の息子や倍賞美津子など、今回より現実味のある話で「倍返し」が痛快なドラマだった。

言うまでもなく香川照之の顔芸が生まれた前作ですが、あれぐらいの出し方が大和田常務像を際立出せ、ドラマ上最高の登場人物になったと思う。

今回の半沢直樹は顔芸が無駄に多すぎる。

私はそんなところを楽しむ気で見てなかったので、特に前半の市川猿之助の磯山部長のくどい演技で第1話から腹いっぱい感を受けた記憶がある。

ネットやバラエティ番組でもそういう歌舞伎人の現実ではありえない会話の仕方や顔芸を絶賛したり面白がったりしてる感じには、なんだそれ?と思った。

そんなことをこのドラマの面白さのポイントとして楽しんでいるのかと思った。もちろんそれもわかるし、制作側も当然それを狙っていたと思うけどね。

今回はハッキリって話が大きすぎて、実際に起こりえない設定。ありえないとは言えないかもしれないが、あってもあんな演説をイチ銀行員が全国向けてするなんて・・・でかすぎる。

私もそうですがサラリーマン的にみると、前回のように最大の場面って自社の役員会ぐらいでしょ。まあ、それもありえないかもしれないが。

いずれにしても悪をあばいて、正義が勝つというはっきりしてる痛快さがいいのだ。

前作を上回ることが絶対条件というか、とにかく前作以上を目指しての続編だから仕方がないが、私的には顔芸、設定などエスカレートし過ぎ感があった。

まあテレビドラマだから、という見方で見てたので、もちろん毎週楽しみに面白く見てましたけど。

続編を作る方が第1作の何倍も大変だろうと思うし、なおかつコロナ禍での過酷な撮影など考えるとそれは敬服するし、素晴らしい続編だったと思います。

ぜひ、第3弾があればお願いしたい。

しかし、数字が取れるからといって、安易な第3弾は絶対つくらないでほしい。

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