短い雑記

名乗るほどのものではないオッサンの短い雑記です。含蓄のある事、書けと言えば書けますよ。生存確認用ブログです。

高梨沙羅、悪夢の北京五輪。異常事態。

50年前札幌オリンピックで笠谷、金野、青地が金銀銅独占をして日本中が歓喜した同じ2月6日、ジャンプノーマルヒルで小林陵侑選手が金メダルをとった翌日、まさか誰も予想をしていない大波乱が起きた。

まさに青天の霹靂、略してセイヘキ。そんなこと言ってる場合じゃない。

男女混合団体でなんと高梨沙羅選手の1本目が、スーツ規定違反で失格となった。

一瞬、目を、耳を疑った。

まさかそんなこと。

ということで、結果、日本はメダルに届かず4位となった。

書きたいことが山ほどあって、とても書ききれない。

一番言いたいことだけ言うと、高梨沙羅ちゃんは何も悪くない。

沙羅ちゃんのせいではない。

個人戦でメダルを逃したときも「申しわけない」と支えてくれた人やファンに謝罪をしていたが、それも全然謝ることではない。そんなに周りを思い自分の責任にすることはない。

そんな沙羅ちゃんがスーツの規定違反で失格となり、たぶんものすごく責任を感じたに決まってる。

号泣していた映像にはこっちも泣けた。可哀想で可哀想でおっさんはギャン泣きしそうになりましたよ。

だけど今回の運営には相当な物議が出ることだろう。

日本もドイツの監督ように怒りをぶちまけるべきだとさえ思う。

2日前の個人戦の時と同じスーツで飛び、今回は規定違反で失格。なんじゃそれ!

いずれにしても、スーツの規定が細かいのはわかるが、全部事前チェックで試合を運営するべきだろう。

事前チェックで合格になって、飛んだあと別のスーツに取り合えてないかを今のデジタル技術で簡単に「ピッ!」っと判別するような運営にしないと選手は恐ろしくてやってられんよ。

見ている方だって、金メダル~!って喜んだ直後、「規定違反でで失格です!」なんてことを最悪心配しないといけなくなるじゃん。もちろん選手もスタッフも全員が。

そんなルールでいいわけがない。

ジャンプとスーツの問題はいろいろむずかしい問題があるのだろうけど、飛んだ後にそれもランダムチェックで、選手と1対1で行う検査って見直すべきだろう。せめて、複数検査員と監督・コーチの同席などしないと。

いや、根本的に全部事前チェックに変更しないとダメだ!

ルールはひとつ。皆、同じ条件。違反は違反。規定上、なんの問題もない。泣いても結果は変わらない!

と、普段は冷静、冷血、氷のように冷たく無感情、鉄の意志の私ですが、沙羅ちゃんが気丈に2本目を飛んで号泣する姿に、ドバーっと涙腺崩壊。

この4年間、何のために頑張ってきたのかと思うと可哀想で可哀想で。そして、みんなに迷惑かけたと必要以上に自分を責めていないか心配でそして可哀想で。

おっさんは泣きました。

沙羅ちゃんにとっては、この北京五輪がまさに悪夢、想定外の不運だった。

こんなことあっていいのかと考えさせられますね。

だって、このオリンピックのために4年間努力し続けた。何も悪いことしてないのに、目指した北京がこんな予想もしない結果で終わるなんて。

どうかこの先、沙羅ちゃんが報われる出来事がありますようにと願うばかりだ。

それと、最後にこれだけは言いたい。

日本選手の最後まであきらめなかった今回の戦いは称賛に値する最高の戦いだった。後世に語り継がれるべき、記憶に残る戦いだったと思う。

最後、小林陵侑が106メートル飛んだときは、奇跡の銅メダルかとさえ思った。沙羅のためにもと思って飛んだに違いない。

感動した。

それと、よくあの精神状態で2本目見事なジャンプをした沙羅ちゃんはやっぱりすごい!

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